「星の花が降るころに」は、夏休み明けすぐに、5時間扱いで行うことが多い単元です。
 夏休みが短く8月末に始業式がある学校では、次の「字のない葉書」を先に学習するかもしれません。

 この教材は、光村図書の指導事項配列表によれば、次の内容を指導する教材として位置づけられています。

C 読むこと (1)
ア 文脈の中における語句の意味を的確にとらえ、理解すること。
ウ 場面の展開や登場人物などの描写に注意して読み、内容の理解に役立てること。
エ 文章の構成や展開、表現の特徴について、自分の考えをもつこと。

伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 イ 言葉の特質やきまりに関する事項
(イ)語句の辞書的な意味と文脈上の意味との関係に注意し、語感を磨くこと。
cb22de31f8b9dc76b1a6b930ef5b1e93_t
 つまりこの教材は物語文の読解力をつけるためのものです。

 ですから、よく「後日譚を書こう」という「B書くこと」を目的とした授業がありますが、ここではあくまで読解力をつけるための指導を考えます。

 物語文の主題は、あくまで読者の解釈に委ねられているものです。
 しかし、だからと言って、読者は好き勝手に主題を解釈してはいけません。
 あくまで主題はテキストを正しく読解した上での解釈でなくてはいけないのです。

 これが指導事項「ア 文脈の中における語句の意味を的確にとらえ、理解する」「ウ 場面の展開や登場人物などの描写に注意して」ということです。
 テキストを理解したり、叙述に注意したりすることの基礎になるのが、「エ 文章の構成や展開、表現の特徴」や「(イ)語句の辞書的な意味と文脈上の意味との関係」に関する知識や経験でしょう。

 授業では「星の花が降るころに」をテキストをもとに、知識や経験を積ませ、指導事項に示される内容を具体的に考える「考え方」を身につけさせたいものです。

次へ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この記事に基づいた問題集を販売しています。
興味のある方はこちらへどうぞ。

この項目については、生徒用に解説したものがあります。
興味のある方は、こちらへどうぞ。



国語科教育ランキング