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「こうすれば こうなる」…こういうことを主に書いたものは「ハウ・ツー」ものと呼ばれています。
最近は書籍ばかりでなく、料理の作り方などが動画でアップされています。
この手のものは、けっこう便利なものです。

本屋に行けば教育関係に限っていえば、
「指導要録の書き方」とか「生徒が身を乗り出す楽しい実験」「英語力を確実に身につけるには」「失敗しない子どものほめ方、叱り方」等々、
ハウ・ツー本のお世話になった方も多いのではないでしょうか。

最近の先生は本を読まない、と言われています。
全然知らない、見たこともない、という人は、この際是非どんな本があるか、本屋に見に行ってくださいね。

ハウツー本を読むことで、人の知らないであろう知識をいち早く知ることができたという喜びを持つことができます。
これハウツー本が求められる大きな理由な一つです。

本を読んだだけで知識が身に付いたというお得感から、次々とハウツー本を買う人も少なくありません。

ハウツー本は、本を読んだ後に自分の行動に置き換えて初めて成果になりますが、
本を読み切ったことで達成感を感じ、自分もなにかをやり遂げた気持ちになることもあります。
しかし、これは残念な人だと思います。

「こうすれば こうなる」…これは、私たちの知りたいところです。
指導案では主眼や仮説の骨組みになる部分とも言えます。
「こういう子どもに」がない……ということは、
「すべての子どもにあてはまる」ということですので、非常に一般化された指導法なのでしょう。

そして実際にやってみると、なるほど、子どもはそのように動くことが多いようです。
ですから、ハウツー本を読んだら、是非実践してみてください。

このような優れた実践…それはそれですばらしいものだと思います。
しかし、忘れてはならないことが一つあります。

それは「どういう子どもにする(どういう子どもを育てる)ための指導法なのか」という基本的な問いです。

例えば「計算問題が解けるようになる」ことは教育の目的の一つといるでしょう。
しかし同時に、計算問題が解けるようになることを通しどんな人間を育てるのか、と考えた場合、
手段であるとも言えます。

「校舎をきれいにする」なんていうのは、明らかに手段に過ぎません。

教育の目的はすべて子どもにかえっていくものでなくてはならないのです。

子どもを思い通りに動かすことは、教師の力量です。
しかし私たちは、それにおぼれてはならないと思います。
常に目的を見極め続けること……そして目的を達成する為に最も適した手段を選択すること。

そしてその成果は、すべて子どもに還っていくようにしなくてはならないと思います。

ハウツー本の中には、「どういう子どもを育てるために」という内容が希薄・浅薄な(私の読解力では読み取れない)ものもあります。
私たちは、教師の思い通りに動く「鉄人28号」を造ってはいけないのです。