多くの生徒がやっているLINE。
LINEは「コミュニケーションツール」ですがTwitterに比べて繋がる範囲は狭いようです。ですから友達との交流がメインです。
images
「ブログ」の簡易版とも言えるTwitterに比べ、LINEは教室内のメモ回しのようなもので、繁華街で大声で喋るようなTwitterに比べ安心かというと、実は逆なのではないかと思います。

そう思う第一の理由は、タイムラインや「友だち追加」機能で様々な相手と簡単に繋がることができるという点です。

「友達のそのまた友達は悪い人ではない」という保証はありません。見ず知らずの相手(業者など)からコンタクトされる危険があるのです。

これを防止するのがフィルタリング(有害サイトアクセス制限)やペアレンタルコントロール(情報通信機器の利用を、親が監視して制限する仕組み)ですが、LINEにはこの機能がありません。あっても不十分です。
ですから有害なサイトへのアクセスが可能で、過激な写真や画像が普通に見れてしまいます。

第二の理由は、顔が見えない同士のグループトークを行いますので、いじめの被害者や加害者、傍観者になるリスクがとても大きいのです。
短文できちんと文意を伝える表現力や文意を汲み取る読解力が十分ではない生徒同士では、どんな誤解が発生するかわかったものではありません。

第一の理由の対策としては、LINEアカウントの制限設定によってある程度可能だと言われています。

対策➀:LINEのプロフィールに本名や個人情報を記載しない
LINEのプロフィールは誰でも見れるものなので、絶対に個人情報を載せないようにします。
「LINEの名前」「ひとこと」等に個人が特定されるような内容を書き込んでしまう生徒は結構多いようです。また「LINE ID」に誕生日などの情報を入力する生徒がいます。クレジットカードの暗証番号と同じ扱いをするべきです。ちなみに一度設定したLINE IDを変更する事は出来ません。また「アイコン」に顔写真や場所が特定される写真を使うこと生徒もいるようです。

対策➁:LINEのID検索を無効に設定する
相手のLINE IDが分かると誰でもメッセージを送れてしまいます。そこでLINEでは勝手に相手から検索されないように「IDによる友だち追加を許可」をオフにしておく必要があります。

対策➂:「友だち自動追加」をオフに設定する
LINEにはスマホ内のアドレス帳に載っている電話番号と紐づいているLINEアカウントを「友だち」として追加する「友だち自動追加」機能があります。つまりスマホのアドレス帳が第三者に流出してしまうのです。これを防ぐため「友だち自動追加」をオフに設定する必要があります。わたしたちがもし生徒の電話番号をアドレス帳に載せていて「友だち自動追加」をオフにしていなかったらアウトですよ。

対策➃:公式のタイムラインへの「いいね」やコメントは極力控える
LINEには様々な公式アカウントが存在します。これらを友だち追加する事で「タイムライン」で公式側の配信を見ることが出来ますが、その際に「いいね」やコメントをすると、個人のLINEアカウントのアイコンや名前が表示されます。
ですから、出来れば公式アカウントのタイムラインへの「いいね」やコメントは控えた方が無難です。
  
これらのLINEの設定は、そのままだと全てオンになっています。これをオフにするだけでも、怪しい業者などからのコンタクトを減らすことができます。

しかし「LINEから有害サイトへのアクセスにフィルタリングが効かない」や「グループトークでのいじめ」などは、機能面からも対策をすることができません。

これらは別に学級全体に指導する内容とは思えません。保護者が指導すべきことでしょう。
しかしアカウント制限すら知らない保護者も多いようで、実は野放しの状態なのではないでしょうか。


教師教育ランキング