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この記事は、「十種神宝」姉妹サイト「国語学習の手引き」をもとに作成しました。興味のある方はこちらへどうぞ。

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2時間目 おれはかまきり  かまきり りゅうじ
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まず、いつ・どこ・だれを答えさせます。

主人公はカマキリ、季節は夏。「あつい」「もえる ひを あびて」とあるので、正午過ぎでしょう。場所は同じく野原です。

この詩の特徴は、対句ではありませんが、第1連と第2連が対応していることです。

第1連で「あまり ちかよるな」といっています。
なぜかを理由とセットで答えさせます。

解答の手がかりは次の行からです。

「おれの こころも かまも」とありますから、
  • 自分は攻撃的で、近づく人を鎌で切ってしまうような危ない性格だから気をつけろ
と呼びかけているのでしょう。

ここで敬体常体を教えます。「です・ます調」「だ・である調」と言えばわかると思います。
常体の「~ぜ」から受ける印象とともに考えさせると良いでしょう。
ちなみに「~ぜ」は押韻として用いられています。
押韻以外の行は、命令形や体言止めで、詩全体として非常に力強い印象を受けます。

この時のカマキリの気持ちの手がかりは、「どきどきするほど/ひかってるぜ」「わくわくするほど/きまってるぜ」という擬態法にあります。

「どきどき」は、心臓の鼓動が激しくなるようすをあらわしていて、運動・興奮・不安・恐怖・期待などを示しています。

「わくわく」は、中から外へ激しく動いて現れる意味の「湧く(沸く)」から生まれたことばで、期待・喜びなどで心が弾み、落ち着かないさまを表します。
ただし「どきどき」とは違い、不安や恐怖、激しくなる鼓動を表す際には使いません。

ですからカマキリは、何かを期待し、心が弾み、落ち着かない気持ちでいます。

カマキリが期待しているものは、
  • 第1連の「あまり ちかよるな」や「ひかってるぜ」
  • 第2連の「かまを ふりかざす すがた」や「きまってるぜ」
から、自己陶酔の世界です。
自分の強さに酔いしれ、相手もそれを認めることを期待しているのでしょう。

主人公の名前「かまきり りゅうじ」の「りゅう」は想像上の動物である龍からつけられているのでしょう。

「あつい」のはカマキリ君の心なのかもしれませんね。

音読させるとき、男子生徒はこの詩を音読したがります。
感情移入しやすいのでしょう。

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