① 教師が決める
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メリット
  • 人間関係をコントロールしたり、学力水準等を意図的にコントロールできる。
  • 各班にリーダーや問題傾向生徒を意図的に配置しやすい。……「意図的に」です「均等に」とは言っていません。
  • 視覚や聴覚等にハンディのある生徒に配慮しやすい。
  • 問題のある生徒を教師の目の届くところに配置しやすい、等。
デメリット
  • 時間がかかる。
  • 席替えをやる毎に同じような構成になりやすい。
  • 「○○さんと一緒になりたかったのに……。」等の不満を持ちやすい。
対策

時間軽減に対する対応策として、生徒をキャラクター毎にパターン分類し、その組み合わせで決定していく方法があります。

生徒の不満に対する対応策として、この席替えの意図等をある程度生徒も理解していること等が挙げられます。
個別懇談会の順番等もそうですが、教師が決めた場合、生徒は必ずその意図を推測します。場合によっては邪推されることもあるのです。
ですから、意図はあらかじめオープンにし、その内容に添って行うべきだと思います。

その上で不満を持たれないためには、教師がカースト最上位にいなくてはいけません。
また、よほどのことがない限り、教師が決めた班構成をみだりに変更してはいけません。
「先生は自分たちの意見を聞いてくれる」ということと「自分たちのいいなりになる」ということは違います。

そのためにも、きちんと生徒や生徒たちの看取りをし確信を持って編成しないと危険が伴います。

年度当初はこのやり方をしても問題はありません。
生徒は「そうするものだ」と納得してしまい反発しないと思います。
そもそも、入学式やクラス編成発表直後の座席は名簿順で、身体的な理由以外で不満を持つ生徒はいません。

② くじ引きなどで決める
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メリット
  • 短時間で決められる。
  • イベント的な楽しみがある。
  • 表面的には機会は平等であり(これが本当の平等・公平かというと、疑問があります。)不信や不満を発生させにくい。
  • 様々な生徒と接し合う機会をもつことができ、より広い人間関係を構築しやすい。
デメリット
  • 人間関係や学力の配慮ができない。そのため好ましくない状況が発生する可能性が高い。
  • 身体的にハンディのある生徒に対する配慮が難しい。
対策

身体的にハンディのある生徒に対しては、例えば左耳が不自由な生徒には教室左側前方の席というように、座る席の範囲をあらかじめ決めて先にくじをひかせるという方法もありますから問題はありません。

この方法は、実は「学び合い」学習で推奨されているやり方です。
例えば学力の高い生徒同士、低い生徒同士の中でこそ「学び合い」が行われやすい、という考え方です。
教える生徒と教わる生徒が固定化されてしまっては「学び合い」は難しいのです。

人間関係の固定化を避けるためには、クラスの落ち着きが失われない程度に、頻繁に席替えを行う必要があります。
「不倶戴天の敵」のような生徒同士が同じ班になった場合は配慮します。
授業中うるさい生徒が同じ班になった場合等のレベルならば、まとめて指導する良い機会です。