来年度から実施される新学習指導要領では「何ができるようになったか」「何か身についたか」で成績をつけることとなった。
具体的には「学びに向かう力、人間性等」「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」の三つの観点から評価されるのだ。

今まで宿題や授業中の挙手は「関心・意欲・態度」として提出率や回数などから評価していた。
しかし来年度からは、結果として「できたか、できなかったか」が問われるようになる。
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評価されるのは「主体的に学習に取り組む態度」

では、挙手や宿題は評価されないかというと、そうではない。
「学びに向かう力、人間性等」の中の「主体的に学習に取り組む態度」として評価される。

しかし「頑張った」というような感性等はその場で評価はしても、評定には含まないことになっている。
具体的には、ノートやレポート等や授業中の発言の内容が評価される。
つまり回数ではなく中身をみられることになるのだ。

例えば、漢字学習帳を毎日提出したとしよう。
簡単な字を汚く書いたのでは評価は低い。
同じように授業中のふざけた発言は最低の評価が下されることは間違いない。

では、もし提出しなかったらどうなるだろう。

美術や技術の作品提出について考えてみて欲しい。
もし提出しなかったら、当然評価できない。
その結果、最低の評価となるということは知っているだろう。

宿題を提出しなかったり、授業中発言しなかったりすると、その都度最低の評価が下されることになるのだ。

宿題はなくならない。
そして今まで以上に「主体的に学習に取り組む態度」が評価されるようになるのだ。

成績を上げるには

三つの観点のうち「知識・技能」は、授業で学んだ知識や技能をどの程度身につけているか、またそれを活用できるかが評価される。

思考・判断・表現」は、身につけた「知識・技能」を活用して課題を解決する力がどの程度あるか評価される。
ポイントは「身につけた『知識・技能』を活用して」だ。知識・技能が身についていなければ、思考・判断・表現力は評価できないことになる。

そして「主体的に学習に取り組む態度」とは、これらを身につけたるために、どれだけ積極的に行動したかが問われる。

「知識・技能」が身についていなければ「思考・判断・表現」の成績を伸ばすことは難しいということを肝に銘じてほしい。
そして、そのためにも、きちんと予習し、授業を真面目に受け、忘れずに復習し、それを提出することが、成績を上げる重要なポイントとなることに間違いはない。

評価と評定

ここで評価と評定の違いについて説明しよう。

通知表を見てみよう。ABCと1~5がある。
ABCを評価1~5を評定という。

評価はテストや授業の様子などから、それぞれの項目ごとにどの程度できたかを三段階で示したものだ。
一方評定は、評価を総合的に見た結果を五段階で示したものである。

来年度から国語も評定は三項目になる。「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」だ。

まず「主体的に学習に取り組む態度」を高めよう。
そうすれば「知識・技能」が伸びてくる。「知識・技能」があれば「思考・判断・表現」も伸び、高い評定も期待できるに違いない。

春休みはどうであったか

コロナウィスル蔓延防止のために、約一ヶ月間の休みになった。
これに伴い、休み中の学習について「どうするのか」がマスコミ等を賑わわせた。

中学生諸君は、これをどのようにとらえ、生活したかが問われることになる。

休みが始まる直前、大量のプリントなどを持ち帰ったと思う。
そうでなくても一年間にたまったノート、返却された単元プリントなどがあると思う。
新一年生ならば六年間の理科や社会の教科書など、復習するネタには困らなかったはずだ。

「宿題がないから、何を勉強したらいいかわからない」というのでは「主体的に学習に取り組む態度」がないと評価されてもしかたがないと思う。
ましてや、この一ヶ月間の怠惰な生活を引きずっているのは、甘え以外の何者でもない。

今からでも間に合う。
「主体的に学習に取り組む態度」を培って欲しい。