「アイスプラネット」の復習、定期テスト対策のプリントをダウンロード販売します。

この授業は、記述力をつけることを一つの目標として展開しましたので、問題も記述問題が多くあります。

問題に興味のある方はこちらへどうぞ。

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津田由起夫 38歳

主人公、悠太くんの母方の叔父です。


「学生の頃に外国のいろいろな所を旅してきた」そうです。

戦後、海外旅行が一般的になったのは高度経済成長の時代、1960年代です。
1960年代に学生だったということは、1940年代後半生まれ(1940年代前半なら戦時中の生まれですが、ぐうちゃんに戦中派のイメージはありませんね)の
団塊の世代です。
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今ご存命なら、確実に後期高齢者の仲間入りをしています。

そんな津田さんが高校~大学時代は高度経済成長のまっただ中。
世の中は「安保闘争」というのを中心に学生運動がとても盛んでした。

米澤穂信さんの小説『氷菓』の千反田えるさんのおじさんのエピソードに詳しいですね。
京アニでアニメ化されました。

その一方で、ヒッピーやフーテンといったナチュラル系の思想も大流行しました。
ぐうちゃんは、このナチュラル系の思想に染まったのでしょう。
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肩まで伸びた長髪に、穴の空いたジーンズで、自分探しの旅に出かけたのかもしれませんね。


「気づいたときには僕の家に住み着いていた」とあります。
悠太君は中2の14歳と思われますので、おそらく最低10年近く姉の嫁ぎ先に居候しているのでしょう。

とすると、作品の「現在」は1980年頃。
バブルの時代です。

いくらバブルの中とは言っても、38歳の津田さんは、現在無職。
姉の嫁ぎ先に居候をし、測量等のアルバイトをしながら世界旅行の資金を貯めています。


現在、津田さんの測量関係のアルバイトは日給1万5000円、時給1,500円程度です。
コンビニのバイトと比べると、けっこう稼いでいます。

しかし、悠太君の家に食費等を入れているのでしょうか。
きちんと相場どおりの住居費や食費を悠太の父親に支払っていれば


「長いこと『ぐうたら』している」

なんて周囲から言われないんじゃないでしょうか。
しかし本人はそれを気にしていないようです。

少しは居候させてもらっている姉の立場も考えてやってほしいと思います。

はっきり言って、自己中のアラフォー独身ニートです。

現在のように不景気な現在でも、
自分の家に、無職のアラフォーのおっさんが転がり込んで、暮らしていたとしたら、どう思いますか。

親戚には絶対いてほしくないおっさんです。

悠太君は男の子ですから、おっさんの部屋に入り浸っているようですが、
女の子だったら、絶対に寄りつかないと思います。


ぐうちゃんを立派な人格者であるかのように言う先生もいらっしゃいますが、どうなんでしょうね。

おそらく、作者のイメージの投影なので、美化されているんだと思いますよ。