「アイスプラネット」の復習、定期テスト対策のプリントをダウンロード販売します。

この授業は、記述力をつけることを一つの目標として展開しましたので、問題も記述問題が多くあります。

興味のある方はこちらからご覧下さい。

悠太君の家


悠太君の家は、悠太君の父方の曾祖父が建てたものです。
一世代30年と考えると、築60年くらい経っています。

「東京の西の郊外」とありますから、
『となりのトトロ』や『平成狸合戦』『耳をすませば』の舞台となった多摩地区でしょう。
多摩県

家が建てられた頃は、ジブリの作品のようなのどかな風景にあふれていたと思います。

その頃建てられた家で代表的な形式が、サザエさんの家です。

isonoke

この「カツオとワカメの部屋」が悠太君の部屋で、
「サザエとマスオとタラオの部屋」が津田さんの部屋と考えると、しっくりきますね。

悠太君のひいおじいさん(とおじいさん)が建て、
お父さんが育った家ですね。

そのお父さんが大きくなり、結婚してお嫁さんが来ました。

このお嫁さんが悠太君のお母さんです。

悠太君の家族

悠太君の母


津田さんのお姉さんですから、おそらく40歳前後。
アラフォーのおばさんです。

嫁ぎ先の家に自分の弟を居候させています。

弟の生活態度を心配し怒っています。
一方弟の好物を夕食のメニューにしようとするくらい、弟大好きなブラコンです。


悠太君のひいおじいさん、ひいおばあさんは当時の平均寿命から考えて、もうご存命ではないかも知れません。
しかし、おじいさん、おばあさんはご存命の可能性があります。

おじいさん(お母さんにとっての義父)は同居していないようですが、
お母さんにとって、自分の嫁ぎ先の家に、自分の弟がころがりこんで、居候しているのです。

義父や義母が同居していたとしたら、「ウチの嫁は……」と責められたことでしょう。
もしご存命でなかったとしても、悠太君のお父さんである夫に後ろめたい思いをしている可能性があります。

ですから
夫(や義父・義母)の手前「しょっちゅう」弟を怒っているということも考えられます。

作品中は「珍しくビールでも飲んだらしく」とありますから、毎晩お酒を飲む習慣はないのでしょう。

しかし高度経済成長期だった結婚前はイケイケの生活を送っていて、けっこういけるクチだったのかも知れません。
酔うと口数が多くなります。


そして息子が弟のようなダメ人間になってほしくないと考えています。

作品はバブル時代ですが、既にバブル期に陰りがみえてきているのかも知れません。
バブルが終焉を迎え、これから不況の時代とそれに伴う競争社会を、
母親のカンで察知していたのかもしれませんね。

このお母さんのカンは、やがて的中します。
悠太君は、団塊ジュニア世代と呼ばれます。
別名
氷河期世代です。
就職の時期に深刻な不況を迎え、
フリーター、ニート、ひきこもり、派遣労働者、就職難民が最も多くなる「ロストジェネレーション」なのです。

お母さんとお父さんの会話を聞いて悠太君は
「僕のことでぐうちゃんが責められるのは少し違う」
と言っていますが、まるで他人事です。

もっと真剣に考えないと、君を待っている未来は真っ暗闇なのだよ。

悠太君の父

悠太君の父親(お母さんの配偶者)ですから、やはりアラフォーでしょう。
現在仙台に単身赴任中です。

ということは、零細企業にお勤めとは考えられません。
大企業とまでは行かないかも知れませんが、ある程度国内に展開している東京都内の中小企業でしょうか。
とすると、年齢的にも係長~課長級と考えられます。
(ちなみにクレヨンしんちゃんのお父さん(35)は東京下町の商事会社の係長。波平さん(54)は銀座に本社を持つ商社の課長級とされています。)

お父さんは「ぐうちゃんがいると何か力仕事が必要になったときに安心だから」と言っています。
しかし、心の底から歓迎しているかは不明です。
(悠太君が「歓迎している」と言っているだけです。)

ぐうちゃんに対して
「若い頃に世界中のあちこちへ行っていたから~なんだか羨ましいような気がする」
と言っています。

同じ「団塊の世代」に属しても、
ぐうちゃんのようにヒッピー的な生き方をしたのではなく、
ヘルメットをかぶり、角材をもって学生運動に身を投じたのでもなく、
日本一有名なサラリーマン『島耕作』のように、ひたすらまじめに高度経済成長を支えてきたのでしょう。

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